プラハの黒ビールは最高においしかった

二度目にその都市を訪れるということは、
大体街の大まかな地理や、距離感、交通機関は何を使ったらいいのかとか
もちろん切符の買い方とかどうすれば一番お得かとか、そういったのがわかるので
市内に関して言えば活動する上で時短になるので、そのぶんすごく自由に歩き回れて、且つ新しい発見もあり、
キョドったりまごつくことも少なくなって、一言でいうなら
“やりやすい”
そういう感じ。

さて、二度目のプラハ最後の夜。自分に課したミッションはあと二つ。

その一、プールへ行く。
ヴィシェフラット地区のある2区をさらに南下すると大きいプールがあるのは知っているのですが、
ちょっと行ってる暇ないので、とりあえず町場のプールへ。
1区の外れ、フロレンツバスターミナルの近くのプールへ行ってきた。
当初YMCAのプールに行こうとしたが、あいにく営業時間終了

こんな外観


なので第二候補のaxa hotel　の付属のプールに行ってきた。

http://www.axa-hotel.cz/

ここは地下がスポーツジムになってて、宿泊客でなくてもお金を払えば入れます。
セキュリティもしっかりしてて特に東洋人でも嫌がられるということもなかった。
惜しむらくは、まぁこういった施設の性質上
コースロープはないし、ガン泳ぎする感じじゃなくて、みんな適当にぶつからないように
縦に平泳ぎしている感じ。一応25メートル[×]6レーンなんですがね(^^♪

ちょっと汗をかいたところで、最後のミッション。
毎度お楽しみ(笑)チェコビールを飲むこと。

一人でビヤホールってどうよ？というのはあって(笑)
一応事前に旅友を募集したんですが、何故かこの大都市では見つからずということで、
ホステルでやっているパブで飲み食いしました。
まぁ宿泊客なので客観的にどうか？とか特に考えなくていいわけで。
階下へ降りてお店入ったら、しかし今日はあいにく土曜で超満員。
( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰ！みたいなリアクションしたら(その時すでに21時）22時から予約あるからそれまでならいいよ、とのこと。
で、一番おすすめのビールをくださいとおねがいしました、



黒ビール。もう最高においしいです。
なんていうかエビスの黒ビールみたいな麦の濃厚な感じじゃなくてとってもマイルドでいてまろやか。

ご飯もお任せです、もうめんどくさくて。


ガーリックソース掛けのステーキです。150ｇ以上はあったかな。
焼き加減は限りなくレアに近いミディアムレア。
これで373コルナ　大体1700円位。

タブレットでおりしもやっていたフィギュアグランプリファイナルのライストみながら一人飯。
もう気分最高です

お部屋に帰ると丁度22時に花火が上がりました。
屋根裏部屋なので、天窓から見えます。




部屋で買い置きしてた缶ビール（黒ビールで大体120円位）を飲んであとは寝ます。
盛りだくさんの楽しい一日でした。

絶対にプラハで見たかったもの スラブ叙事詩

そろそろおなかが減ってきたので、まずはなにか食べたいと思います。

チェコは日本より物価は安いですが、
既にずっと円高が続いていまして（1€≒120円）、
本来、前回来たとき（1€≒140円）よりだいぶお得なはずなのですが、
段々観光地化著しいせいか、多分将来的に貨幣をユーロに切り替える準備中だからなのか
ホテル探しの段階からあんまりお得なイメージはなくて。
その上ウクライナやポーランドを回った後だったので、
ちょっとしたレストランでも高いなあと思ったり。人の心理って怖いですね

で、カレーかアジア飯なら安く食べれるはず、と思って
この界隈zomato(海外のグルメサイト)で探したらベトナム料理のお店があったので行ってみました。

Vietnam Restaurant Pho Son
　　

本格的なフォーです。こんな地球の裏側でこんなおいしいフォーが食べれるなんて！
　　

一旦宿に帰ってコーヒーなど飲んで（街のど真ん中に宿があるので本当に便利）一休み。

そのあと、この旅のというかプラハでの大事な目的のもう一つであるスラブ叙事詩を見に行きます。
トラムに乗って。たまたまこの日の夕焼けがとても美しかったのでトラムの車内から撮影。
ガラス窓光が反射していますが、この時本当にきれいで他の乗客もみんな見ていた夕焼け
　　　　　

もう前回行った2014年初夏の時点で、スラブ叙事詩が日本に来るというのは決まってて、
本来2015年からのはずが、延び延びになって、だけど今度こそ本当で、2017年から日本公開が決まっていました。
日本で見ても全然いいんだけど混雑必至でしょうし、心情的にここプラハで見たいというのがあって、やってきました。

ヴェレトゥルジュニー宮殿（国立美術館）、ここにいまのところこの連作は展示してあります。
（戻ってきたら市内の別な新しい美術館で展示される予定らしい）


シンプルな内装


全然混んでいません。なのでほんとうに堪能できます。




今となっては日本で展示した後なので、“スラブ叙事詩”で検索すると、わけわかんないwiki的なのとか、まとめサイトがうざい位上位でヒットしますが、当時わりと上位にあったすごく詳細に解説してあるほんとうの愛好者さんのサイトがあって、それをみながらゆったり二時間かけて見ました。

チェコもポーランドも大国のはざまにあるので、その歴史は他民族からの侵略に明け暮れていました。
そんな中でも自分たちのアイデンティティーを守り続けてきた人々にはほんとうに敬服いたします。

ヴィシェフラット民族墓地 二度目のプラハでどうしても行きたかったところ

プラハ二日目

これが本当のとっておき、秘密にしたいくらい(笑)たぶんここからのプラハ城が一番絵になる。
ヴィシェフラット民族墓地からのプラハ城
一番奥の橋脚はカレル橋ですね




墓地の入り口。特に立ち入りに制限はありません。
自分以外にチェコ人のツアー？と思しき面々もいました
これが墓地の地図。これを見ればどこに誰が眠っているのかわかります






一番左は　ミラダ・ホラコヴァというチェコの有名な政治家（らしい）。チェコ人の市民ツアーの人たちがここで長い時間ガイドさんの説明を聞いていたので、きっとかなり有名な人なんだと思う。




これはドヴォルザーク


面白いところではこんなの。

漫画家さんでしょうか？

今から三年前、初めてプラハに行ったときに
Sさんという在住の方にたいへんお世話になりました。
海外で誰かと待ち合わせするのってそれが初めてで、その日は地元のお菓子パラチンキを食べたり、プラハ城でタダでミュシャのステンドグラスが見える穴場を教えてもらったり、美味しいチェコビールを飲んだりと本当に今思い出しても、色褪せない楽しい思い出でした。そんな美しい思い出にあふれたプラハにまた行きたいなぁと思っていた矢先、ひょんなことからそのSさんがプラハで客死したということを知りました。私よりまだまだ若い方だったのに、、、、まったく無常とはこのことです
だから、今回のプラハはSさんを偲ぶ意味でも絶対にここ、ヴィシェフラット民族墓地に来たかったのです。(-∧-)合掌・・・
しばらくまったりとして、丘を川沿いに下ります。

コヴァチョヴィチ邸、有名なキュビズム住宅


一日券をいいことに(笑)ブルダヴァ川沿いを2区間だけトラムに乗ります。



ダンシングハウス

フォトジェニック！
川沿い反対側からも写真撮っている人多数います。


下からの図

ここはてっきりオフィスビルなのかとおもいきや、上はホテルになっているらしい